【FF14】クリコン大会 運営備忘録

FF14

はじめに

2022年6月11日(土)にFF14で『Elementalクリコン大会』というPvPのユーザーイベントを開催しました。ここまで大きなイベントを主催したことは初めてであり、イベントの運営業務は多岐にわたりました。今後自分が再度クリコン大会を運営する際、今回の運営業務を振り返るよう、このページに備忘録をまとめておきます。

同じようにクリコンの大会を開催したい方がいれば、参考にしてみてください。

Elementalクリコン大会とは?

『Elementalクリコン大会』はパッチ6.1で実装された新PvPコンテンツ「クリスタルコンフリクト」を用いた大会です。他のFF14プレイヤーがクリコンの大会を開催されているのに触発され、自分が企画・主催しました。大会の参加者は30人で、大会当日は実況/解説付きでライブ中継を行いました。

大会の告知を行う前に行ったこと

大会を開催するにあたって、まず次の業務を行いました。

  • 案内サイトの作成
  • エントリーフォームの作成
  • 大会用Discordサーバーの作成
  • 大会の目標設定

各業務について詳しく説明していきます。

案内サイトの作成

今回開催した大会は身内の限られた人たちで行うのではなく、不特定多数の方々にエントリーして参加して頂く形式でした。そのため、まずは大会に関する案内を行うためのサイトを作成しました。

案内サイトでは次のような内容を載せています。

  • 開催日時
  • 参加資格
  • 大会形式・ルール
  • 賞品
  • エントリー方法

等々

詳しい内容については実際の記事をご確認ください。

【FF14】Elementalクリコン大会 2022年6月11日(土)開催
先日Gaiaで開催されたクリコン大会が面白かったので、Elementalでもクリコン大会見たくなりました!なので自分が主催します!! ※大会参加者は大会中に配信OKです。配信者の方も是非ご参加ください!

エントリーフォームの作成

大会のエントリーには「Google Forms」を使用しました。
「Google Forms」を使用した主な理由は次の三つです。

  • 運営の負担軽減
  • 参加者のエントリーが容易
  • 参加者のエントリー情報が管理がしやすい

今回の大会では30人の参加者を募っていたため、大会への参加を希望される方々と一人一人、長時間のやり取りを行うことが難しかったです。そのため、事前にエントリーフォームを作成し、エントリーに関する運営の負担を減らすようにしました。

エントリーフォームに使用する「Google Forms」は、設問の回答をスプレッドシートで出力することやcsv形式でダウンロードすることもできるため、他の運営メンバーと簡単にエントリー情報を共有することができます。また「Google Forms」を共同編集する権限を与えれば、関係者が直接確認することもできるようになります。

以下に『Elementalクリコン大会』で実際に使用したエントリーフォームを載せておきます。

【FF14】Elementalクリコン大会 参加申請フォーム
Elementalで開催されるクリスタルコンフリクトのカスタムマッチ大会に参加申請を行うためのフォームです。参加申請が30人に達した時点でエントリーは打ち切ります。 参加資格: 以下の条件を満たしている方のみ参加することができます。 ・『FINAL FANTASY XIV』のアカウントを所持している ・クリスタルコ...

大会用Discordサーバーの作成

大会に関する連絡、告知等を行うため、参加者及び運営メンバーは全員一つのDiscordサーバーに参加してもらいました。Discordには次のテキスト/ボイスチャンネルを用意しました。


【テキストチャンネル】

テキストチャンネル説明
readme初めてDiscordに参加した際に確認してもらうテキストチャンネルです。
大会参加者には次の作業を行ってもらいます。

・大会へのエントリー
・Discord内のニックネームを大会に参加するキャラクターの名前に変更
・各テキストチャンネルの役割把握
雑談雑談を行うためのチャンネルです。
告知大会参加者に告知を行うためのチャンネルです。
質問大会参加者からの質問を受け付けるためのチャンネルです。
aチーム専用aチーム専用のチャンネルです。
bチーム専用bチーム専用のチャンネルです。
cチーム専用cチーム専用のチャンネルです。
dチーム専用dチーム専用のチャンネルです。
eチーム専用eチーム専用のチャンネルです。
fチーム専用fチーム専用のチャンネルです。
運営専用_全体運営メンバー専用のチャンネルです。
大会の運営全般に関するやり取りを行う際に使用します。
運営専用_実況解説運営メンバー専用のチャンネルです。
大会の実況/解説に関するやり取りを行う際に使用します。
運営専用_モデレーター運営メンバー専用のチャンネルです。
ライブ配信のチャット管理に関するやり取りを行う際に使用します。
運営専用_広報運営メンバー専用のチャンネルです。
大会の広報に関するやり取りを行う際に使用します。
運営専用_パーティ募集運営メンバー専用のチャンネルです。
大会のパーティ募集に関するやり取りを行う際に使用します。
運営専用_雑務運営メンバー専用のチャンネルです。
大会の雑務に関するやり取りを行う際に使用します。
運営専用_メモ運営メンバー専用のチャンネルです。
主催者の自分が大会に関するメモを行う際に使用します。

【ボイスチャンネル】

ボイスチャンネル説明
雑談用雑談を行うためのチャンネルです。
インタビュー用大会の優勝チームにインタビューを行うためのチャンネルです。
運営専用運営メンバー専用のチャンネルです。
実況や解説役など、ライブ配信に声を載せる方が使用します。
運営控え運営メンバー専用のチャンネルです。
口頭で運営に関するやりとりを行う際に使用します。
「readme」の載せている案内の一部

各テキスト/ボイスチャンネルは適切なロールが付与された人だけが入室できるよう設定しています。※運営メンバーはどのチャンネルも入室可

ロールの付与

Discordに参加している全ての人にはロールを付与し、誰がどのような役割を持っているかすぐ分かるようにしました。大会関係のロールは全部で28つあります。

ロール説明
運営運営メンバーに付与されるロールです。
Discordサーバー内で運営に関する権限を持っています。
チーム大会参加者が所属するチームを示すロールです。
補欠補欠メンバーに付与されるロールです。
ジョブ大会参加者のメインジョブを示すロールです。

「サーバー設定」>「ロール」>「任意のロールを選択」>「オンラインメンバーとは別にロールメンバーを表示する」にチェックを入れておくと、誰がどのロールなのかすぐ分かるようになるのでおススメです。

各チームや大会参加者のロールは「このロールに対して@mentionを許可する」にチェックを入れておくと連絡が便利です

サーバーブースト

Discordは無料でも使用することができますが、課金することで様々な特典を利用することができます。今大会では次の理由から大会用Discordサーバーのブーストを行いました。

  • サイズが大きい動画ファイルをアップロードするため
  • ライブ配信の実況/解説を高音質で行うため
レベル2までブーストするとロールアイコンを設定できるようになるので、各ジョブのロールにはジョブアイコンを設定しました

少しお金が必要になりますが、特典に興味がある方はサーバーブーストを検討してみてください。

大会の目標設定

当初から自分が大会でやりたいことはなんとなく頭の中にありましたが、最初にその内容を運営メンバーに伝えた場合は「なぜその業務をやる必要があるのか?」といった疑問が浮かぶと考えました。その疑問を解消するために、大会の目標を設定し、他の運営メンバーに共有するようにしました。

下記は運営メンバーに共有した大会の目標です。(ほぼ原文ママ)

参加者及び視聴者の思い出に残る大会となること

みんなに楽しんでほしい!!

優勝賞品の代金全額をライブ配信の収入で賄うこと

本大会では優勝チームに魅力的な賞品を提供するため、優勝チームにはオンラインストアで販売されているエモートのギフトコードを贈ります。

ただ、今後第2回、第3回と大会を続けていくことができるよう、運営メンバーや特定の方のみから賞品の代金を徴収するような形にはしたくないと考えています。

そこで、Twitchの収益化機能を利用し、大会を応援して頂ける視聴者の中からサブスクを募ろうと思います。イメージとしてはRTA in Japanの運営に近いです。

オンラインストアで販売されている一般的なエモートは税込み770円です。クリコンは1チーム5人で構成されているため、賞品の合計代金は3,850円となります。

この代金をサブスクで賄おうと思った場合、現在の為替レートだと最低24サブスクは必要です。そのために視聴者の方々がサブスクをしたくなる環境をできる限り整えたいと考えています。

サブスクを増やすための施策

サブスク数は配信の「視聴者数×サブスク率」で決まります。(サブスクを配る富豪は除く)
本大会のライブ配信でサブスクを増やすために以下のような環境を作り上げる必要があります。

  • 配信の視聴者数を増やす
  • 視聴者にサブスクを呼びかける(サブスク率を増やす)
  • 視聴者が大会に出場するプレイヤーを応援したくなる要素を設ける(サブスク率を増やす)

そのために次のような施策を打ちます。

Twitchのフロントページに配信を載せる

配信の視聴者数を増やすために、Twitchフロントページへの配信掲載リクエストを行います。

以前Twitchとは別のライブ配信プラットフォームで、自分のライブ配信がフロントページに掲載されたことがありますが、普段よりも視聴者数が倍程度になる配信を視聴する方が増加しました。

Twitchは規模が大きいライブ配信プラットフォームであり、フロントページ掲載の効果はとても大きいことが予想されます。もし掲載された場合は配信の視聴者数が4桁に届くことも可能だと考えています。
※掲載されるかどうかは審査と空き枠次第なので、実際に掲載されるかどうかは不明

残念ながらTwitchフロントページに掲載はされませんでしたが、大会当日のライブ配信は最大同時接続数は1,054人でした!やったね!!

視聴者にサブスクを呼びかける

以下の内容を視聴者に伝え、サブスクを呼びかけます。

  • 大会の優勝賞品がサブスクやビッツの代金から賄われること
  • Amazonプライムに加入している方は無料でサブスクが行えること

言葉にして相手に直接呼びかける効果はとても大きいです。配信では定期的にチャットや口頭でサブスクを呼びかけします。

優勝チーム予想キャンペーン

以前自分が主催したフィーストカスタムマッチ大会で行った、Twitterの優勝チーム予想キャンペーンをやろうと思います。

狙いは次の3つです。

  • 大会の宣伝
  • ライブ配信のコメントで各々が予想した優勝チームを応援してもらう
  • 優勝候補のチームにプレッシャーを掛け、他チームの勝利を促す

この施策は大会の盛り上げにも繋がるので、是非やりたいと考えています。賞品の数は未定ですが、予想が的中した方には抽選でオンラインストアのエモートをプレゼントします。

大会の賞品代金が増えていたら本末転倒じゃないかって?
いいんだよ!自分のチャンネルの宣伝にも繋がるから!!


以上が運営メンバーに共有した大会の目標と施策です。大会の運営に参加して頂いた方には、まず最初に上記の内容を確認してもらいました。この目標を最初に確認した運営メンバーは、とんでもないことに巻き込まれたと思ったに違いない。

大会の告知後に行ったこと

大会の告知を行った後は、大会を開催するまでに次の業務を行いました。

  • 運営メンバー探し
  • 運営業務の洗い出し
  • 告知画像の作成依頼
  • 大会用の資料作成
  • HUDの調整
  • 大会用のOBSシーン作成
  • セットリストの作成
  • お祝いアイテムの準備
  • 優勝チーム予想キャンペーンの準備
  • 実況/解説の練習
  • 補欠メンバー探し
  • CWLSの作成

各業務について詳しく説明していきます。

運営メンバー探し

今大会は運営業務を回していくために、自分以外に6名の運営メンバーが必要でした。そのため、Twitterで大会の運営に協力して頂ける方を募りました。また、ただ待つのではなく、運営に協力して頂ける方を積極的に探しました。

運営業務の洗い出し

各運営メンバーに任せた業務は次の通りです。

  • 解説
  • モデレーター
  • 広報(Twitter運営)
  • 広報(クリップ作成)
  • パーティ募集
  • お祝いアイテム配布

下記は運営メンバーに共有した各業務の詳細です。(ほぼ原文ママ)

解説

解説の方とは主に大会の進行に関するやり取りを行いました。

モデレーター

モデレーター担当の方にお伝えした業務の詳細です。

「モデレーター」はTwitchのチャットの管理人のことです

なんでモデレーターがいるの?

基本自分は司会進行や実況の方に専念しているため、常にコメントを監視/返信することが難しいです。特に試合中は全くコメントの対応ができなくなると思います。なので今回モデレーターをお願いさせて頂きました。主な業務としては質問コメントへの返信、コメントの削除、ユーザーの追放などです。

同接何人ぐらいになりそう?

最低500はいくだろうと思っています。Twitchのフロントページに掲載された場合は、1,000を超えるだろうと予想しています。

質問コメントへの返答

ライブ配信では大会の詳細を把握されていない方も沢山来られると思います。次のコーナーへ対戦の案内の他に質問コメント等あれば、返信をお願いします。(返信機能を使うと、なお良い)また、余裕があればコメントの雑談にも参加してもらえると嬉しいです。

コメント > 次はどこのチームが戦うんだろう?
モデレーター > 次はAチームとBチームは対戦します!

コメント > 試合はいつ頃始まるんだろう?
モデレーター > 試合は20:40頃から開始する予定です!

コメントの削除/ユーザーの追放

ライブ配信ではコメントによる荒らしが現れることを予想しています。また、荒らすことを目的にはしていないが、結果的に荒らしなってしまうケース等があると思います。配信でもコメントに関する注意喚起は行いますが、もし下記に該当するコメントを見かけた場合は、コメントの削除又はユーザーの追放をお願いします。

【参考サイト】
チャットでの嫌がらせ行為への対処方法
https://help.twitch.tv/s/article/how-to-manage-harassment-in-chat?language=ja

追放する際にパンケに確認を取った方がいい?

取らなくていいです。〇〇さんの裁量にお任せするので、視聴者が楽しくライブ配信を視聴できる環境に整えてください。

チーム紹介時にライブ配信を予定されている方の配信URLを貼る

配信冒頭で各チームメンバーの紹介を行います。その際、配信する人を紹介したときはコメントに配信URLを載せてください。

広報(Twitter運営)

広報(Twitter運営)担当の方にお伝えした業務の詳細です。

広報に力を入れる理由

今大会の賞品の代金はTwitchの収益から全て賄うことを目標としています。そのためには配信の視聴者数をできるだけ増やし、サブスクや広告の収益を伸ばさなければいけません。

ですので、大会時間中はTwitterで大会に関する中継ツイートを随時行い、露出を増やし、より多くの人に本大会を認知される可能性を増やすことで、配信の視聴者数を増やしていきます。

Twitterアカウントのアクセス権付与

〇〇さんに僕のTwitterアカウントのアクセス権を付与しました。アクセス権を付与したのは次の二つの機能です。

  • TweetDeck
  • Media Studio

上記二つに正常にアクセスが行えるかご確認頂けないでしょうか。よろしくお願いいたします。

TweetDeck

複数人で一つのアカウントを運用することができるTwitterの機能です。

【確認手順】
1.次のURLを開く:https://tweetdeck.twitter.com
2.TweetDeckの [Accounts] パネルに招待通知が表示されます。
3.招待を承諾すると、共有アカウントを使用できるようになります。

【参考サイト】
https://teachme.jp/90980/manuals/9060332/#step-12

Media Studio

Twitterの画像や動画の管理に特化した機能です。主に動画付きのツイートを行う際に使用します。

【確認手順】
Media Studioの機能が開放されていない場合は、次のサイトを参考に機能を開放して頂けないでしょうか。

【参考サイト】
https://saikoro-3156.com/twitter-media-studio3156

広報(クリップ作成)

広報(クリップ作成)担当の方にお伝えした業務の詳細です。
※「広報に力を入れる理由」は上記で説明したので割愛します

Twitchクリップとは?

Twitchのクリップという機能は、配信の最中に起こった面白い場面や、スーパープレイを10~60秒ほどの短い映像として切り取り公開する機能です。配信は数時間に及ぶことがありますが、その中の「見どころ」を切り取って配信を直接見ていない人とも共有できるものです。
https://clips.twitch.tv/GloriousShyDonkeyDatBoi-d-44YS7U5GjA-Ydv

大会のハイライトをクリップにする

広報では主にハイライト(盛り上がった部分)を使用します。次のようなシーンをクリップにしてください。

  • 面白シーン
  • スーパープレイ
  • 優勝チームをお祝いするシーン

【参考例】
https://twitter.com/panke219/status/1514633650608144387
https://twitter.com/panke219/status/1523336392860135424

Twitchのクリップ作成方法

次のサイトを参考に過去の配信のクリップをお試しで作成してみてください(今回クリップするシーンは適当で大丈夫です。)※Twitchのアカウントがない場合はお手数ですがTwitchアカウント作成をお願いします

【参考サイト】
https://zunda2017.hatenablog.com/entry/twitch_clip_tsukurikata

【過去の配信】
https://www.twitch.tv/videos/1309690721

作成したクリップをDiscordに貼る

クリップの作成が完了したら、下記の手順に従いダウンロードしてください。ダウンロード完了後、クリップの動画をこちらのテキストチャンネルに添付し、送信してください。

【ダウンロード手順】
1.ダウンロードしたいクリップのURLをコピーする
2.次のURLを開く:https://clipr.xyz
3.コピーしたURLを画面中央の検索バーにペーストする
4.「Download now」をクリックする

パーティ募集

パーティ募集担当の方にお伝えした業務の詳細です。

パーティ募集の作成

20:20頃に1戦目のプライベートのパーティ募集を登録(パスワードは全ての募集共通で「XXXX」)

大会参加者への案内

#告知 で大会参加者にパーティ募集の案内を出す
(例)※当事者にのみ連絡が届くよう、各チームのメンションを利用する
@Aチーム @Bチーム
AチームvsBチームのパーティ募集を作成しました。AチームはAアライアンス、BチームはBアライアンスに参加してください。パスワードは「XXXX」です。

I have created a call for parties for Team A vs. Team B.Team A should join A Alliance and Team B should join B Alliance.The password is “XXXX”.

パーティ募集に入ってこない参加者がいれば、ゲーム内でも参加を促す。
※「say」「yell」「tell」等
実況、解説メンバーが観戦枠に入った後は、Panke Cakeにリーダーを渡し、パーティから離脱する。パーティから抜けた後は、次のチーム戦に向けてパーティ募集を登録し、同様の手順を行う。

【パーティ募集のテンプレ文言】
Elementalクリコン大会 〇チームvs〇チーム
※パスワードはDiscordの「#告知」チャンネルに記載

お祝いアイテム配布

お祝いアイテム配布担当の方にお伝えした業務の詳細です。

お祝いアイテムの配布

本大会では決勝戦が終わった後、優勝チームをお祝いするコーナーを設けます。その際、大会の会場まで応援に来られた方々もお祝いに参加できるよう、お祝いアイテムを事前に配布します。

配布するアイテムは次の5種類です。

  • スカイロケット
  • レルムリボーン
  • ヘヴンスクラッカー
  • ボンバードブルーム
  • マジックプリズム:メテオサバイバー
大会参加者にアイテムを配布する

次の大会参加者にはお祝いアイテムを各50個ずつ配ってください。
※各チームメンバーに配ってもらいます。

  • XXXX(Aチーム)
  • XXXX(Bチーム)
  • XXXX(Cチーム)
  • XXXX(Dチーム)
  • XXXX(Eチーム)
  • XXXX(Fチーム)
応援に来た人にアイテムを配布する

会場に応援に来られた方にはアイテムを各10個ずつ配ってください。
※数が足りなくなりそうな場合は各5個ずつにするなど、一人に配布するアイテム数を削ってください。

【テンプレチャット】
クリコン大会の応援に来られた方にお祝いアイテムを配布しています!受け取っていない方は<pos>にいる私にトレードを申し込んでください!
※「<pos>」は自分が居る座標を表示する機能です

告知画像の作成依頼

今大会は優勝賞品の代金全額をライブ配信の収益から賄うことを目標としていました。そのため、視聴者数を増やすことがとても重要でした。なので、集客の効果が期待できる告知画像は必須でした。今大会の告知画像は@sutaさんに作成を依頼しました。すたさんありがとう!!

大会用の資料作成

大会の冒頭で大会に関する説明を行うコーナーを設けていたので、パワポで資料の作成を行いました。大会の内容について把握していない方々もライブ配信を視聴されることを考慮し、大会の概要やタイムスケジュール等の説明を資料に加えるようにしました。

HUDの調整

大会用にコンテンツ外とコンテンツ内(観戦)のHUDを調整しました。どちらのHUDもできるだけ画面にUIが映らないようにし、スッキリとした画面となるようにしました。

大会用のOBSシーン作成

大会では場面に応じてOBSのシーンを切り替える必要があったため、次のシーンを作成しました。

  • インゲーム
  • カウントダウン
  • 配信終了

各シーンの詳細については以下の通りです。

インゲーム

FF14の画面を映す際に使用するシーンです。パワポの画面に切り替えるためのソースやASTRA、UMBRAがどのチームか判別できるよう、各チームのアイコンをソースに追加しています。

カウントダウン

大会開始までの時間や休憩時間に使用するシーンです。画面上にタイマーを表示し、特定の時刻までカウントダウンできるようにしています。

配信終了

大会最後のコーナー「終わりの挨拶」が終了した後に映すシーンです。大会終了後の余韻を残すために、いきなり配信を終了するのではなく、2分ほどこのシーンを映してから配信を終了しました。


いずれのシーンでも「Discordの音声」と「その他の音声」を別々に取り込めるよう、特定のアプリケーションからのオーディオ出力を取り込むことができるプラグイン「win-capture-audio」を使用しています。とても便利なプラグインなので、配信者の方は是非使ってみてください。

OBS Studioで特定のアプリケーションからのみ音声を取り込む事ができるプラグイン
Voicemeeter等を使用せずにOBS Studio単体で特定のアプリケーションからの音声を取り込むことができるようになるプラグインの紹介です。ゲームからのみ音声を取り込んだり、ブラウザの音声だけは取り込まないといったことが簡単にできるようになります。非常に便利でおすすめのプラグインです。

セットリストの作成

コーナーに応じてBGMを変えたかったので、セットリストを作成しました。BGMは光の戦士たちの聞き馴染みがあるものを中心に選曲しています。

コーナーBGM
テスト配信穏やかなBGM
始まりの挨拶始まるを告げるBGM
ルール説明明るめのBGM
チーム紹介楽しくなるBGM
決勝戦アップテンポなBGM
優勝チーム決定勝利の余韻に浸れるBGM
終わりの挨拶終わりの前触れを感じさせるBGM
エンディング大会終了の余韻に浸れるBGM

お祝いアイテムの準備

お祝いアイテム配布担当の方が配布するアイテムは手持ちに無かったので、ワールド間テレポを利用し、複数のサーバーから次のお祝いアイテムを購入しました。

  • スカイロケット
  • レルムリボーン
  • ヘヴンスクラッカー
  • ボンバードブルーム
  • マジックプリズム:メテオサバイバー

※合計10,000個ぐらい買いましたが、実際に配布したのは2,500個ぐらいです。

優勝チーム予想キャンペーンの準備

優勝チーム予想キャンペーンは大会をより盛り上げるためにTwitterで行った企画です。予想が的中した方には、抽選でエモートのギフトコードをプレゼントしました。

他の方がTwitterで実施されている抽選ツイートを調べ、できるだけ目立つ&分かりやすい文面にしました。実際の企画に使用したのが次のツイートです。

実況/解説の練習

今大会では自分が実況を務めていたので、大会前に解説担当の方と一緒に実況/解説の練習をしました。実況と解説は二人の息が合っていないとお互い上手く喋ることができないので、二人一緒に練習する時間を確保しておきましょう。また、大会でどのような話題を振るか考えておくと、大会当日に喋る話題が無くて困らないといったことも減ります。

補欠メンバー探し

何らかの事情で参加者が大会に出場できない可能性を考慮し、補欠の用意が必要でした。そのため、Twitterで大会の補欠に協力して頂ける方を募りました。また、ただ待つのではなく、補欠に協力して頂ける方を積極的に探しました。

CWLSの作成

大会中、自分と解説役の方はDiscordの連絡に気づかない可能性が高かったので、ゲーム内で連絡が取り合えるようCWLSを作成しました。大会中に他のメンバーが連絡を行う際には基本このCWLSを使用していました。

大会終了後に行ったこと

大会終了後は次の業務を行いました。

  • 大会参加者への挨拶
  • 大会の振り返り
  • 優勝賞品の贈呈
  • 優勝チーム予想キャンペーンのプレゼント
  • アーカイブのアップロード
  • 経費計算

各業務について詳しく説明していきます。

大会参加者への挨拶

大会終了後、大会参加者の方たちが雑談チャンネルに集まっていたので挨拶に伺いました。自分は途中で抜けましたが、二次会は朝の4時頃まで開かれていたようです。

大会の振り返り

運営メンバー全員で集まって大会の振り返りを行いました。各々が担当した業務について、やり辛いかったことや作業量などについてヒアリングしました。また、良かった部分などもみんなと一緒に振り返りました。

優勝賞品の贈呈

優勝チームの各メンバーにオンラインストアで欲しいアイテムを伺い、ギフトコードを贈りました。

優勝チーム予想キャンペーンのプレゼント

優勝チーム予想キャンペーンで当選した方に、オンラインストアで欲しいエモートを伺い、ギフトコードを贈りました。

アーカイブのアップロード

大会のアーカイブを試合ごとに切り抜き、YouTubeとTwitchに動画をアップロードしました。また、各試合を振り返りやすい、全ての試合動画を再生リストにまとめました。

経費計算

大会に掛かった経費をまとめました。

内容金額
優勝賞品15,180
優勝チーム予想キャンペーン3,850
Discordサーバー代3,285
合計22,315
大会当日に飲んだユンケルやレッドブルは経費に含んでないです

今大会は「優勝賞品の代金全額をライブ配信の収入で賄うこと」を目標に掲げていました。

大会の告知を行った5月15日から大会開催日の6月11日までの間にライブ配信で得た収益で、無事優勝賞品の代金全額を賄うことができました。サブスクやビッツ等で大会の応援をして頂いた方に改めてお礼を言わせてください。本当にありがとうございます。


他にも細かい業務はありますが、以上がElementalクリコン大会で行った主な業務です。多すぎィ!

やって良かったこと

個人的に大会でやって良かったなと思ったのが次の内容です。

  • 大会参加者の意気込み紹介
  • 決勝戦で専用BGMを用意
  • お祝いアイテムの配布

大会参加者の意気込み紹介

各参加者の意気込み紹介は、配信を視聴される方々が参加者を応援しやすい環境を整えるために行いました。一人一人意気込みを紹介していったので時間は掛かりましたが、面白い意気込みが多かったのもあり、視聴者が最後まで飽きることなくチーム紹介を行えたと思います。

決勝戦で専用BGMを用意

大会の決勝戦をより盛り上げるために専用のBGM「ビッグブリッヂの死闘」を用意しました。このBGMを選曲したのは次の理由によるものです。

  • アップテンポの曲で視聴者の気分を高揚させるため
  • プレイヤーの認知度の高いBGMのため

大会を視聴されていた方に反応を伺ったところ、評判は良かったです。

お祝いアイテムの配布

決勝戦が終わった後は、優勝チームをお祝いできるよう、会場に集まった皆さんにはお祝いアイテムを事前に配布していました。このお祝いは今大会の目標して掲げていた「参加者及び視聴者の思い出に残る大会となること」を達成するため必要な重要な要素の一つになると考え、実施しました。

失敗したこと

大会で失敗したと思ったのが次の内容です。

  • 一部の運営メンバーに業務が集中してしまった
  • Discord内にエントリーフォームを設けるべきだった
  • キャラクターネームの読み方に関する設問を用意するべきだった
  • シード枠と1回戦を突破した人で練度に差があった

一部の運営メンバーに業務が集中してしまった

Twitterに投稿するツイートの文面については、運営メンバーの一人に全てお任せしていたのですが、配信のクリップ(切り抜き)も合わせると、業務量のキャパをオーバーしていました。クリップについては、クリップ作成担当の方がそのクリップのどの部分がハイライトなのか一番把握しているはずなので、そのままツイートの投稿も任せた方が良さそうでした。

Discord内にエントリーフォームを設けるべきだった

当初は「エントリーフォームの送信」→「大会用Discordサーバーへ参加」という形で正式なエントリーが行われていたのですが、フォームの送信をしたものの、大会用のDiscordサーバーへ参加されていない方が何名がいらっしゃいました。

恐らく案内サイトが長文すぎて見づらかったのが原因だと思います。大会に関する連絡は全てDiscord内で行う予定だったため、Discordに参加されていなかった方は、ゲーム内にTell凸しに行く必要があったため、そこに多くの時間を要してしまいました。

DiscordとGoogle Fromsの併用を考えている主催者の方は、まずは参加希望者に大会用のDiscordサーバーに入ってもらい、その中にGoogle Formsのエントリーリンクを設置することをおススメします。

キャラクターネームの読み方に関する設問を用意するべきだった

大会に参加された方の中にはキャラクターネームの読み方が分からない方がいらっしゃいました。それらの人についてはDiscord内で名前の読み方を伺いましたが、エントリーフォームに名前の読み方に関する設問を予め用意した方が手間が少なかったと思います。

シード枠と1回戦を突破した人で連携の練度に差があった

今大会は6チームのトーナメント戦で行われていたのですが、シード枠だったCチームとFチームは1回戦を突破したチームよりも、連携の練度に差があったように感じました。また大会が終わった後、参加者の方々に伺ったところ、初戦が一番緊張したとのことでした。

事前に予選などを行っているのであれば今大会のようにシード枠を設けてもよかったと思いますが、今後大会を開催する機会があれば、出来る限り同じ条件で各チームが対戦できるようしたいと思います。

総括

今回の大会では予定していた終了時刻よりも多少延長したものの、音消失バグや回線切れ等の問題が発生することなく無事終えることができました。(本当に良かった)

失敗点などもいくつか見つかったので、また大会を開催する機会があれば、それらを改善していきます。

最後に

今大会に参加して頂いた参加者の方々、運営メンバーとして協力頂いた方々、そして大会とその参加者たちを応援して頂いた方々、皆さんのお陰で無事大会を開催することができました。本当にありがとうございます。

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